先生のまなび

「乳幼児期における社会的学習」の研修がありました。

12月25日に、聖心女子大学文学部心理学科の岸本健教授による研修がありました。
他者と同じ対象へ注意を向ける共同注意や模倣などによってヒトは他者から社会的に学ぶことに長けていること、他者から何かを学ぶ時、ヒトはその意図まで把握しようとすること等、乳幼児期における社会的学習について、発達心理学の側面から学びました。幼児期においては、周囲の大人と指差しで視線を共有したり、動きを模倣したりできるようになります。模倣をする中で、目的達成の方法だけでなく、その意図まで学ぼうとするため、他者の考えを取り入れることができます。
乳幼児期において、絵を”模倣”することは、必ずしも悪い事ではない、頭にあるイメージが形になって目の前にある時「これだ!」と思う力も大切であると学びました。また、絵画指導をするとき、子どもたちの頭の中にない物、想像できないものを保育教諭が提示しては子ども達の独創性は生まれない事も学びました。今後、子ども達に絵画指導をする際は、子ども達が何を描きたいかを見出すように声をかけたり、絵を描く子どもを見守る中で、その絵をどんな気持ちで描いているのか考えながら、その心に触れ、寄り添うことが出来るよう心がけていきたいと思いました。

つしま幼稚園 草地舞音 記

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