子どもたちの発達支援において、重要で大きな枠組みとなる”構造化”について、公認心理士・臨床発達心理士の三木健郎氏による研修を受けました。
”構造化”とは、様々な生活の場面で子どもたちが見通しを持ち、安定した状況の中で主体的に活動等に取り組むことがでるための手段・方法であり、「活動」「内容」や「状況」「環境」を”視覚的に”分かりやすく示したり、設定・調整することです。
写真や絵カード・手順書等で分かりやすく示す支援だけでなく、場の意味が分かるよう空間をパーテーションで区切る等して、各空間(場所)で何をするかを視覚的に分かりやすくする[物理的構造化]や、その子にとって分かりやすいシンプルな言い方・肯定的な表現(例「走らない」→「歩きましょう」)等で、子どもが”聞いてすぐ分かる”という伝え方の配慮[言葉・表現方法の構造化]等…
様々な要素からの具体的な支援方法やポイントをたくさん教えていただきました。
今回の研修で学んだ事を常に意識し活かしながら保育にあたり、子どもたち一人ひとりに寄り添った分かりやすい配慮や対応を心掛けてできる支援を実践したり子どもたちとやり取りしながら、安心して過ごせるように、また子ども自身の主体的な育ちへとつなげていきたいと思いました。
つしまおひさま保育園 佐々木亜紗子