1月15日(水)にピュアリティまきびにて、第2回中堅教員研修会に参加しました。
今回の研修会では、昨年夏に開催された第1回目の研修会に引き続き、広島大学大学院人間社会科学研究科教授中坪史典先生のお話を聞かせていただきました。また、前回の研修会の中でミドルリーダーとしてのやりがいについての事例で紹介された広島市内の認定こども園にご勤務されている、指導保育教諭の先生から直接お話を聞くことができました。
前半は、前回の研修会の振り返り「ミドルリーダーとは何か」「ミドルリーダーの役割・大切さ」などのお話を中坪先生から、その後指導保育教諭の先生より、ご自身の事例について詳しくお話をしていただきました。
後半では、3人~5人の少人数のグループに分かれ、それぞれの園でのミドルリーダーの役割についての悩み事など、各グループ自分たちの園での様子や悩み事を互いに共感しながら話し合うことができました。
今回の研修を受けて、保育の質の向上には良好な職員関係が必要不可欠ということを学ぶことができました。
保育の出発点は、幼児理解。1人の子どもの姿のとらえ方は職員によって違うからこそ、それを語り合える関係性を作っていく必要がある、そして職員間でなんでも語り合える風土ができることで、保育に関する様々な意見、考えを受け入れられるようになり、保育の質も向上していくというお話。そして、保育には正解は無いため、保育を良い悪いで評価は絶対にしないことというお話が最も印象深く、心に残りました。
また、園内研修の方法として、職員間での付箋を使ったメッセージ交換、子どもの姿をビデオに記録し、職員同士でその子の安心度や夢中度などを話し合う子ども理解の研修など、自分たちもできるような園内研修を紹介してくださいました。
今回の研修で学ぶことができた、ミドルリーダーとしての在り方や、園内研修のやり方、そして職員間の関係性を深めていくことを意識しながら、1人でどうにかするのではなく、園全体、職員全体で考えていき保育の質の向上に努めていきたいと思います。
つしま幼稚園 小林桃枝 記