令和3年度中国地区私立幼稚園教育研修会(ZOOMによる開催)に参加しました。
まず、島根県の研究テーマは、「遊びの中で育つ力を育む」でした。幼児の手先の不器用さに注目し、その原因についての発表でした。
幼児の生活が豊かになると同時に、困ることや求めることも少なくなり、刺激の多いゲームなどの遊びで満たされている代わりに手先を使うことも少なくなっている現状を知りました。
指先を使うことは、脳の発達に繋がることを念頭に置き、意識して指先を使った遊びを取り入れていきたいと思います。
岡山県の研究テーマは、「遊び込む幼児を育てるための環境構成と教師の援助を探る」でした。
より豊かな学びのある遊びを目指すため、常に考えを深めたいテーマです。
目の前の幼児を理解し、幼児の願いを理解し、教師の願いを重ね、環境を用意し、援助していきます。
幼児の主体性を大切に教師も主体的に関わっていく事の大切さを学びました。
山口県の研究テーマは、「子どもを取り巻く連携について考える~保育者・保護者・小学校との連携で見えてきた子どもの育ち~」でした。
教師と保護者の連携の充実に向けて、幼児の育ちについての共通理解が大切です。
保育記録で面白かったエピソードを教師間で共有することや幼児の良いところや素敵なところを保護者も巻き込んで小学校と共有します。
小学校との連携は自園でも課題ですが、小学校と連携を取りながら幼児の相互理解について努めていきたいです。
つしま幼稚園 田井佐織 記